この記事は２０２１年６月２日のものです。
執筆中だったのを加筆して投稿しています。
くじゅう連山・平治岳
くじゅう連山の中でも久住山などの主峰群から少し外れた北東エリアにある平治岳（大分県竹田市・標高1,643m）は、大戸越を挟んで対峙する大船山と並ぶミヤマキリシマの名山。特に平治岳南峰と北峰の間は最盛期となる6月上旬には「天空のお花畑」と化す。その山頂へは男池園地や長者原からがアプローチしやすく、
特に最短時間（2時間半強）で登ることができる男池からの登山者が多い。また林道歩きが長いが、北面の吉部登山口からのコースも5月中旬のミツバツツジや紅葉が美しく、おすすめしたい（山頂から北の尾根をたどるコースは通行止め）。山頂からは、坊ガツルをはじめ久住山や中岳、三俣山など南方の景色が秀逸だ。
登山口へのアプローチ
名水百選に選ばれている男池湧水群から登るコース。男池園地駐車場には190台分の駐車スペースがある。静かな樹林帯の谷合いを詰めていく区間が大部分を占める。休憩ポイントは主に2箇所あり、一つ目は盆地のような場所に周囲の木々がなく開放感のあるソババッケ、もう一つは平治岳の肩にある大戸越だ。大戸越まで登ると、平治岳はもう目の前に迫っている。
5月下旬から6月上旬になると、平治岳の山頂付近の山肌は一面のミヤマキリシマによって豪快にピンク色に染まる。登山道は整備されており概ね歩きやすいが、くじゅう連山の中では標高差が大きめで急登区間もあるため、準備を万全にして登ろう。なお、この男池周辺にバス停はないため、アクセス手段はマイカーやタクシーに限られる点に注意。
レポート
ミヤマキリシマのシーズン。
今年は御池から登る。
熊本震災からしばらくたつのだが、手直ししてあるとはいえ男池コースはまだ荒れていた。
一歩一歩の高さが大きい。それに6月なのにかなりの暑さだった。
息を切らしながら二人と三頭で登る。
犬好きでフレンドリーな登山者が多く声をかけられる。
大戸越に出ると山頂のほうはガスがかかっていた。
ミヤマキリシマは満開だ。
スモークが返って幻想的な景色にしていた。
大戸越に降りてゆっくりお昼にした。
ジルのご主人が山クッキングにハマっていてパスタをてんこ盛りに作ってくれた。
クリフもちょっとだけもらって食べた。
思い出し思い出し書いている。
このあと3ヶ月後にはクリフはもういない。
9才のシニアなのにガレている足場を軽々と登っていくのを思い出す。
ちょっとした岩の上に乗って笑ってポーズを取ってくれたりもした。
写真を見ながら書いていると事細かに思い出す。
それでも記憶は薄くなっていくので少しでも記録を残そうと思う。
クリフと始めたわんこ×トレイルはまだ終わらないのだから。
詳細はYAMAPに記録してあります。
