犬と走る
クリフが1歳のとき散歩の代わりに走り始めた。
最初は1キロも走るとフーフーいっていたのだが、愛犬のご機嫌な顔を見るとついついあと1キロあと2キロとどんどん伸びていき、いつの間にか散歩は10キロを走るようになった。
走ったあともディスクで遊びたがるクリフをみて犬には敵わないと思った。
足が4本あるのは伊達じゃない。
瞑想
クリフのおかげで走ることが習慣になった。
走るということが身体を鍛えるというより、頭の中をすっきりさせる瞑想のような効果があることには驚いた。
小さい悩みは走ることで汗と一緒に流れていくのでストレスが大きく減った。
走り終わったあとに覚えていることが本当に大事なことだ。
フルマラソン
走り始めて10ヶ月後にはフルマラソンに挑戦した。
いぶすき菜の花マラソンは残念ながら途中で脚が止まってしまい全部を走り切ることはできなかった。
その次に挑戦したのが天草マラソン。4時間40分で止まらずに走ることができた。
初めて10キロを走れたときも嬉しかったが、このときも、ものすごく嬉しかった。
レースにエントリーしクリフと10キロ、ハーフ、フルと走った。犬連れハーフマラソン1時間45分は最速かもと思っている。
クリフは素晴らしいマラソンの先生だ。
トレイルラン
当然トレッキングのマラソン、トレイルランニングに興味が湧いていた。
気がついたら霧島えびの高原エクストリームトレイルロング60キロにエントリーしていた。
暗い中トレイルランナーたちがゲートに集まってスタートを待っているシーンを動画でみて、このスタート地点に立ってみたくなったのだ。
残念ながら第3関門でタイムアウトになってしまったが、最高にエキサイトした。
数年後2回めをチャレンジしたが熱中症で第3関門でDNF。
コロナが落ち着いたら再度チャレンジしたいと思う。
ゴールして待っているクリフを抱き上げるのが夢だ。
生きているうちに実現したい。