山頂から望む宗像四ツ塚連峰
愛犬と歩く低山ハイク|わんこ×トレイル
登山道は人と動物の間の中間地帯であり接点です。
その登山道を愛犬と一緒に散歩、もしくは旅をしてみようという提案です。
10月のわんこ×トレイルは、宗像市を代表する許斐山(このみやま)でした。許斐山は、福岡県宗像市王丸と福津市八並にまたがる山で標高271m。山頂一帯には宗像氏の一族許斐氏の居城である許斐山城がありました。約千年程前には宗像大宮司家(むなかただいぐうじけ)がここに許斐城を築いており、今でも山頂には城跡が見られます。そのような歴史ある山がゆえに、登山道途中には史跡や見所が随所にあります。登山道は主に福津市側(八並登山口)と宗像市側(王丸登山口)の2箇所があります。宗像市側王丸登山口の「このみ公園」にはトイレや駐車場が完備されており、どちらの道も頂上まで約40から50分ほどで、比較的登りやすい登山コースとして人気があります。頂上からの眺めもよく、玄界灘まで見渡すことができます。
今回のわんこ×トレイルは18名11頭、過去最多の大所帯での山行となりました。
最近はトレッキング初級編を意識しており、遊歩道と言うよりは、しっかりした登山道がある山を選定して開催してきました。今回、第二回わんこ×トレイルで使用した許斐山を選んだのは、非常に整備された山であり、木道ルートで上り下りのできるコースがあるため、初めて参加するメンバー様に安全に山を体験できると考えて選定させて頂きました。
このみ公園に集合後、ゆっくりとわんこたちの挨拶をしてもらいました。すぐにスタートしないのは、わんこたちも他の人や犬たちに緊張しているから、もしくは久しぶりで感情が高ぶっているからで、それをゆっくりと時間を使って環境に慣れてもらうためです。
犬たちは、とても恐がりで用心深い感情を持っています。それに優れた嗅覚聴覚を持っていて観察力も抜群。それゆえ、初めてのところや久しぶりのところは安全かどうかを確認しようとします。このことを理解して、初めて訪れるところは犬たちに安全確認をする時間を与えてあげてください。
このみ公園から一度車道に出て、南側登山口から山頂南側の尾根をつたって山頂を目指します。通常コースタイムは35分。それを1時間ほどかけてゆっくりと登ります。
わんこたちはアスファルトから土の道になると興奮がゆるんで楽しそうな顔になるような気がします。
許斐山の山頂はとても広く北側の景観が抜群です。宗像市を代表する四塚連山(よつづかれんざん)から玄界灘、福岡最大の島、筑前大島まで見渡せます。
山頂では、わんこたちには国東鹿ジャーキーTAG-KNIGHTの新商品トライプミンチを、参加者は、宗像ケーキカフェ椋の木ムックのお弁当をゆっくりと頂きました。
TAG-KNIGHTも椋の木ムックもこだわりを持った商品を提供しています。次回ゆっくりとブログで紹介したいと思います。
わんこ×トレイルは、毎月最後の日曜日に開催しています。イベント情報はFACEBOOKページ「愛犬と歩く低山ハイク|わんこ×トレイル」のイベントに掲載しています。
人も犬も健康であるためには、運動・食事・休息のサイクルが必要です。犬の生涯は人に比べて速く、共有できる時間は短いものです。すこしでも長く密度の濃い楽しい時間をつくるため、犬と一緒に楽しめるトレッキングとカラダにいい食事をわんこ×トレイルで提案できればいいなと想っています。