阿蘇山・中岳高岳
熊本県北東部に位置する二重式火山。阿蘇五岳と呼ばれる高岳(最高峰)・中岳・根子岳・烏帽子岳・杵島岳、それらを取り囲む周囲約128kmの外輪山を含めた総称。阿蘇カルデラは北海道の屈斜路湖カルデラに次いで日本第2位。世界でも最大級。火山活動は今も活発。
休止中だった阿蘇山ロープウェーだが、2019年(令和元)末に再建を断念した。中岳火口へのアクセスは今後、阿蘇山ループシャトル(バス)を継続運行する予定。ただし、運行は、噴火警戒レベルが1の場合のみとなる。
登山口へのアプローチ
阿蘇山への登山は草千里からが一般的だが、仙酔峡からの登山をおすすめしたい。特に駐車場左側から取り付くバカ尾根とよばれるコースは阿蘇らしさを最高に満喫できる。急ではあるがロケーションは抜群。下りにはおすすめしない。
九州で有数のミヤマキリシマ群生地でもあり、仙酔峡付近は5月中旬、高岳付近は6月中旬が見頃。
山頂は風が強く寒い場合があるのでウェアを一枚多く入れていたほうが良い。
レポート
熊本のジルちゃんに誘われて、バカ尾根に登ろうということになった。
阿蘇の噴火で警戒レベルが下がらず、最近までこのルートは登ることが出来なかった。
このコースはかなり急登なので犬連れは敬遠していた。
ジルとロッタの2頭連れは大変だということでジルは僕がリードを持つことになった。
少し登るだけで高度が一気に上がる。
上は切り立っているが、左右と後ろは素晴らしいロケーション。
久住連山がはっきり観える。
2時間ほどで登りきって尾根に到着。
ものすごい強風で体温を奪われます。ウェアを一枚出す。
ぐるっと回りたかったので、先に高岳を踏み、そのあと、天狗の舞台方面へ。
根子岳が単独峰のようにようだ。
天狗の舞台から下に降りて月見小屋方面へ。
右手に観えるミヤマキリシマが素敵だ。
中岳へ向かう。
中岳の火口が真っ白でコントラストがやばい。
前に登ったときとは全く違う景色で感動した。
元ロープウェイ乗り場。復旧断念で立派な廃墟になっていた。
ここからはほぼ階段。30分程度で駐車場にでた。
最初から最後までジルを腰に繋がせてくれたので久しぶりにクリフと歩いた気がした。
友達は本当にありがたい。
詳細はYAMAPに記録してあります。