犬と生きる
12年前、初めて子犬を迎えた。
犬を飼っているすべての人はしっかり躾をしていると思っていた。
できる限り情報を集め、できる限り時間を使い子犬と接した。
犬中心での生活に変わり、驚くほど人生が変わった。
犬との生活は本当に素晴らしいことだ。
犬の気持ち
犬は基本、噛みたい、吠えたい、走りたい、これは本能なので仕方がない。
まちがっても擬人化してはいけない。
犬は人間ではないのだ。
まず、トレーニングで一番大事なことは、噛みつきの抑制。
咬んでいいもの悪いものを教えること。
よく子犬が人の手を噛むこと許す人がいるが、これは絶対にだめだ。
噛んでもいいおもちゃなどを与えて遊んであげるといい。
家具なども含めおもちゃ以外は絶対にだめだ。
次にトイレトレーニング。
トイレをしていいところ悪いところを覚えてもらうこと。
室内犬の場合、きちんとトイレシーツですることを覚えてもらうと、どこにでも連れていける犬になる。
雨の日に外でトイレをさせることも必要ない。
最低この2つができれば人間の社会で大きな問題が起こることはない。
犬との楽しい生活を始められる。
犬の住む世界
犬を野生動物と同じように言う人がいるが、これは違う。
犬は1万年以上前から人の生活圏で生きている動物だ。
人の社会で生きている犬で飼い主がいる犬をイエイヌといい。
飼い主がいない犬を野良犬という。
山などに自生している犬は野犬(ノイヌ)という。
私達が目にする犬はイエイヌということになる。
イエイヌは人間社会で生きている動物だ。
犬と熱帯魚
犬を飼うということと、犬と生活することは違う。
犬を飼うというのは、犬の本能や生体を無視して飼育すること。
犬と生活するというのは、犬の本能や生体を知り共生すること。
イエイヌの情緒は人間の情緒と変わりがない。
互いに共感できるメンタリティ(心理状態)が多くある。
イエイヌは人に近い気持ちを持った生き物だ。
けっして、熱帯魚のように扱ってはいけない。
犬と生活することで人生は大きく変わる。